2022/09/13

Fedora 36をインストールしてみました。



 
FedoraはRedHat系のLinuxで、新しいソフトウェアを使えることが魅力です。

Gnome 42は慣れが必要な気がします。
最初、どのようにドックにアクセスすればよいのか分かりませんでした。
「スーパーキーを押す」「左隅にマウスカーソルをもっていく」「画面 左隅にあるアクティビティをクリックする」いずれかでDockにアクセスできるようになります。


パッケージ管理にはrpmやyum, またはdnfを使うようです。
dnfに移行することが最近の目標らしいです。

アップデートがデフォルトで世界中のサーバーになっているので、日本国内のみに変更した方がよいようです。
日本国内にすると更新が速くなります。

カーネルは新しいものが使えます。
デフォルトは5.17です。
直近はLinux kernel 5.19が使えます。
5.19ではintelが搭載されたパソコンで、過熱を防いだりバッテリーの消耗を抑えるように改善が図られた他、グラフィック関係の改善があるようです。


現在、使っているカーネルを確認する場合、以下のコマンドを実行します。
sudo uname -r

使用できるカーネルのバージョンを一覧する場合は以下のコマンドを実行します。
sudo dnf list installed kernel

grubを管理しているLinuxでgrub-updateなどを実行して、好きなカーネルのバージョンで起動してみましょう。

デスクトップ環境はDeepin, LXQt, Pantheonなどが使えます。
LXQtをインストールしてみましたが、特に問題なく使えます。
spinsでLXQtがあるので、はじめからそちらをインストールするのもよいかもしれません。→最近、spinsでLXQt版をインストールしました。特に問題なく動いています。LXQtなので軽快に動きます。Youtubeで1080p60の動画をフルスクリーンで視聴できました。


<難しかった点>
・Live USBの作成
Live USBを作成するにはEtcherというソフトが必要になる。Ubuntuに付属する usb-creatorではLive USBを作成できない。ddコマンドではオプションをつけて作成するとLive USBが起動しない。オプションなしでLive USBを作成すれば起動するかもしれない。
・Fedoraのインストールとマルチブートでの起動
マルチブートでFedoraを起動させたい場合、インストーラの画面でカスタムを利用する。UEFIを利用するパソコンの場合、/パーティションの他に200MiB程度の/boot/efiパーティションを作成する必要がある。/boot/efiを作成しないとFedoraをインストールできない。このパーティションにEFI向けのGrubが入っている。Grubは勝手にインストールされる。Ubuntuなどと違って、Grubをインストールをするか、しないか選択できない。Debian系のLinuxのGrubを使ってFedoraを起動させたい場合、grub-mkdevicemap, update-grubを行ってもFedoraを起動できない場合がある。その場合、Grubのエントリを修正する。具体的にはカーネルと初期RAMディスクを指定しエントリを作成する。Fedoraのgrubが入っている/boot/efiパーティションを削除した場合、これだけでは起動しない。fstabを編集する必要がある。/boot/efiが含まれる行をコメントアウトするか削除する必要がある。


追記: 2022. 9/16

インストーラーで左下の方にある「完全なディスク要約とブートローダー(F)」から「ブートローダーのインストールをしない」という選択をすることは可能のようです。この場合、/boot/efiパーティションを作成する必要はありません。


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環境:
Dell inspiron 3162