2022/10/23

Xubuntuをインストールしてみました。


 

 高音質でYouTubeなどを視聴したいと思ったので、lowlatencyカーネルを導入してみました。 

以下のコマンドで低遅延なカーネルをインストールできます。

sudo apt install linux-lowlatency

 

lowlatencyカーネルを導入すれば高音質で音楽や動画を楽しめます。

しかも軽量なので動作がキビキビしています。 

 

 一度この音質を体験すると、他には移りたくないと思ってしまうほどです。

 最近はXubuntuばかり使っています。

 

 [気になった点]

インストールの完了時、再起動するとフリーズする。ctrl + cでフリーズがとける。

ナチュラルスクロールが安定しない。設定を見直す必要がある。

 

 

環境:

Dell inspiron 3162

2022/09/13

Fedora 36をインストールしてみました。



 
FedoraはRedHat系のLinuxで、新しいソフトウェアを使えることが魅力です。

Gnome 42は慣れが必要な気がします。
最初、どのようにドックにアクセスすればよいのか分かりませんでした。
「スーパーキーを押す」「左隅にマウスカーソルをもっていく」「画面 左隅にあるアクティビティをクリックする」いずれかでDockにアクセスできるようになります。


パッケージ管理にはrpmやyum, またはdnfを使うようです。
dnfに移行することが最近の目標らしいです。

アップデートがデフォルトで世界中のサーバーになっているので、日本国内のみに変更した方がよいようです。
日本国内にすると更新が速くなります。

カーネルは新しいものが使えます。
デフォルトは5.17です。
直近はLinux kernel 5.19が使えます。
5.19ではintelが搭載されたパソコンで、過熱を防いだりバッテリーの消耗を抑えるように改善が図られた他、グラフィック関係の改善があるようです。


現在、使っているカーネルを確認する場合、以下のコマンドを実行します。
sudo uname -r

使用できるカーネルのバージョンを一覧する場合は以下のコマンドを実行します。
sudo dnf list installed kernel

grubを管理しているLinuxでgrub-updateなどを実行して、好きなカーネルのバージョンで起動してみましょう。

デスクトップ環境はDeepin, LXQt, Pantheonなどが使えます。
LXQtをインストールしてみましたが、特に問題なく使えます。
spinsでLXQtがあるので、はじめからそちらをインストールするのもよいかもしれません。→最近、spinsでLXQt版をインストールしました。特に問題なく動いています。LXQtなので軽快に動きます。Youtubeで1080p60の動画をフルスクリーンで視聴できました。


<難しかった点>
・Live USBの作成
Live USBを作成するにはEtcherというソフトが必要になる。Ubuntuに付属する usb-creatorではLive USBを作成できない。ddコマンドではオプションをつけて作成するとLive USBが起動しない。オプションなしでLive USBを作成すれば起動するかもしれない。
・Fedoraのインストールとマルチブートでの起動
マルチブートでFedoraを起動させたい場合、インストーラの画面でカスタムを利用する。UEFIを利用するパソコンの場合、/パーティションの他に200MiB程度の/boot/efiパーティションを作成する必要がある。/boot/efiを作成しないとFedoraをインストールできない。このパーティションにEFI向けのGrubが入っている。Grubは勝手にインストールされる。Ubuntuなどと違って、Grubをインストールをするか、しないか選択できない。Debian系のLinuxのGrubを使ってFedoraを起動させたい場合、grub-mkdevicemap, update-grubを行ってもFedoraを起動できない場合がある。その場合、Grubのエントリを修正する。具体的にはカーネルと初期RAMディスクを指定しエントリを作成する。Fedoraのgrubが入っている/boot/efiパーティションを削除した場合、これだけでは起動しない。fstabを編集する必要がある。/boot/efiが含まれる行をコメントアウトするか削除する必要がある。


追記: 2022. 9/16

インストーラーで左下の方にある「完全なディスク要約とブートローダー(F)」から「ブートローダーのインストールをしない」という選択をすることは可能のようです。この場合、/boot/efiパーティションを作成する必要はありません。


===================
環境:
Dell inspiron 3162






2022/08/27

スマホがネットに繋がらないときの対策 (格安SIMの乗り換え デュアルSIM)

結論からいうと、スマホの初期化をすることでインターネットに繋がらない症状は治るようです。


 

最近、楽天モバイル(物理SIM) + IIJmio(eSIM)
からmineo(物理SIM)に乗り換えました。

当初、mineo + IIJmioでしばらく様子を見ようと思っていたのですが、楽天モバイルの物理SIMからmineoの物理SIMに交換した後からネットに繋がらない不具合がでました。mineo, IIJmioのどちらでもインターネットにアクセスできない状態でした。

そこで、APNの再インストールやスマホの再起動、ネットワーク設定のリセット、物理SIMの抜き差し、SIMの差込口をエアブローで掃除する、SIMを無水エタノールで掃除してみるなどを試しましたが、症状は変わらずデータ通信が一切できませんでした。※iPhoneでネットワーク設定のリセットを行ってもeSIMを含むモバイル通信プランは削除されないので安心です。実際にネットワーク設定のリセットを行ってもRakuten, IIJmio, mineoすべてのモバイル通信プランが残っていました。削除されたのはWiFiなどの設定でした。

 

しかたがなく、iPhoneを初期化することにしました。最初はeSIMで運用しているIIJmioは残してリセットしました。楽天モバイルとmineoのモバイル通信プランが削除され、eSIMのIIJmioだけが残った状態でリセットが完了し、eSIMのIIJmioではデータ通信が正常に動作するようになりました。


「これで不具合が治ったからmineoも、もう大丈夫だろう。」と思い、mineoの物理SIMをスマホに入れてみました。しかし、再びmineo, IIJmioのどちらもネットに繋がらないという不具合が発生しました。(「もう、なんなんだ」とイライラしてました。)
 

結局、IIJmioのeSIMも含めてiPhoneをリセットすることにしました。
すると、そこでようやく、mineoでネットが使えるようになりました。
※eSIMを削除するとeSIMの再発行にお金がかかる場合があるため、注意が必要です。

 

=================================

当初、インターネットに繋がらない状態のときに、ネット上でも同じような人が複数いて通信障害が発生しているのではないかと思っていたのですが、結局SIMやAPNが原因で不具合が起こっていたようです。
 

今回契約していた通信はmineo, IIJmio共にdocomo回線だったので、それでAPNの一部が干渉を起こしたのかなと思っています。
eSIMの技術はまだ新しく、不具合があるため特にデュアルSIMで運用する場合注意が必要なようです。

 

iPhoneのリセットはバックアップをとってあれば、楽だと思います。私は動画のバックアップをとっていなかったので、時間がかかり面倒でした。LinuxでもすんなりiPoneにアクセスできれば動画や写真のバックアップももう少し楽になるのになと感じました。(ifuseを使ったのですが不安定でデータのコピーが遅かったりコピーできなかったりしました。)そのあたりの同期性、接続性能はAndroidの方が有利な気がします。スマホをUSBメモリ感覚で使えるので。

 

「たかが、SIMの入れ替えだし、すぐ終わるだろう。」と高を括っていたのですが、2〜3日かかってしまいました。 疲れました。

 

環境:

Apple iPhone SE (2)

楽天モバイル, IIJmio, mineo (マイそく)

 

 

2022/08/12

Ubuntu 22.04.1 が発表されました。

 2022.  8/11にUbuntu 22.04.1がリリースされました。

UbuntuのサイトからUbuntu 22.04.1をダウンロードできるようになりました。


既にUbuntu 22.04をインストールしている方は、以下の方法でOSのバージョンをUbuntu 22.04.1に更新できます。

 

Ctrl + Alt + t を押します

端末が起動します

起動した端末に次のコマンドを入力をします

現在のUbuntuのバージョンを確認したい場合、以下のコマンドを実行します

lsb_release -a

リポジトリを更新します

sudo apt update

実際にパッケージをインストールします

sudo apt upgrade

インストールして良いかどうか求められるので、yを入力し、エンターキーを押します

 場合によって、パッケージのインストールに時間が掛かる場合があります。

Ubuntu 22.04.1に更新されたかどうか次のコマンドで確認できます。

lsb_release -a 

 

コマンド lsb_release -a を実行し、Ubuntuのバージョンを確認したところ


Ubuntu 22.04.1に更新してみて、パフォーマンスが多少、上がった気がします。

バグが修正されたようですから、それが影響しているのかもしれません。


追記: 2022.  8/13

dell inspiron 3185にクリーンインストールしてみました。ほとんど問題なく動作しています。

気になったことは次の点です。

7個ほどパッケージが保留になっていて更新できません。以下のパッケージが更新できず保留となっています。

gir1.2-gtk-4.0 libgtk-4-1 libgtk-4-bin libgtk-4-common

 python3-software-properties software-properties-common

 software-properties-gtk

気になりますが、その内更新されると思います。

 

grub-customizerはaptを使ってインストールすることができません。デフォルトのリポジトリから外されたままになっており、引き続き、外部からインストールする必要があります。マルチブート環境を構築している方は注意が必要です。




 

 

2022/04/29

Ubuntu 22.04 LTS をインストールしてみて レビュー

 Ubuntu 22.04 LTSをインストールしてみました。


Ubuntu 22.04 LTS
Ubuntu 22.04 LTSのデスクトップ画面

ライブディスクで"Ubuntuを試してみる"を選択すると、画面が暗くなりほぼ操作が出来なくなるというバグが発生し、インストールするかどうが迷いましたが、インストール後は特に大きな問題はなく動いているようです。ネットにつなぎながらインストールするとバグを解消するファイルが自動でダウンロードされるのかもしれません。

(補足:safe graphicsで起動すると, "Ubuntuを試してみる"を選択してもバグにはならず、正常に動作します。Live USBでUbuntu 22.04 LTSを試してみたときに画面が表示されずに黒くなる場合はsafe graphicsで起動することをおすすめします。)

ライブUSBで"Ubuntuを試してみる"を選択したところ画面が暗くなり操作がほぼできなくなる。(Ubuntu 22.04 LTS)
ライブUSBで"Ubuntuを試してみる"を選択したところ画面が暗くなり操作がほぼできなくなる。(Ubuntu 22.04 LTS)

 

 (Intel pentium n3710を搭載した端末でバグが起こりました。しかし、もう一台のAMDを搭載した端末ではライブディスクで画面が暗くなり操作出来なくなるというバグは起こりませんでした。使っているCPUによってはバグが起こるようです。)


日本語入力はテキストエディター geditを起動させてから 画面右上にあるjaをクリックします。 そして、「日本語 (Mozc)  あ」を選択すると日本語入力が使えるようになります。インプットメソッドはiBusです。


Ubuntu 22.04 LTSでは grub-customizerが公式のリポジトリが外されました。理由はバグがあるためらしいです。別途外部からインストールする必要があります。参考


Wayland ,  Gnome 42


ウィンドウシステムはグラフィックに強いWaylandがデフォルトになり、カーネルは5.15になりました。このためUbuntu 20.04 LTSに比べて、パフォーマンスが上がったような気がします。



2022/04/23

Ubuntu Studio 22.04 LTS を使ってみて レビュー

 Ubuntu Studio 22.04 LTS が 2022年 4/21にリリースされたので早速インストールして使ってみました。

 


 

 音質は素晴らしいです。さすがUbuntu Studioですね。

デスクトップ環境はKDE Plasmaです。Ubuntu Studio 20.04 LTSではxfceだったためか新しく感じます。見た目やアニメーションなどは比較するとKDE Plasmaのほうが豪華に感じます。そのためxfceと比較すると若干もたつく感じがします。カーネルが5.15.0-24-lowlatencyとなりCPUの脆弱性に対応しつつパフォーマンスが改善したということなので期待したのですが、そのあたりが口惜しく感じました。UbuntuがデフォルトでWaylandになるということでUbuntu StudioもWaylandになるのかと思いましたが、確認したらx11でした。このあたり今後どうなっていくのか調べてみようと思います。

 

<インストール後にしたことを一部抜粋し、以下に示します。>

 

ホームディレクトリを英語化します。

ctrl + alt + t を押してターミナルを起動させます。

次のコマンドを実行し、パッケージをインストールします。

sudo apt install xdg-user-dirs-gtk

LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
 

デフォルトで日本語入力ができません。

以下のコマンドを実行します。

sudo apt install fcitx-mozc

パソコンを再起動させると、日本語入力が使えるようになります。
 

ブラウザ Google Chromeをインストールしたい場合、次の手順を行います。公式サイトからファイル: google-chrome-stable_current_amd64.debをダウンロードします。その後、ダウンロードしたファイルがあるディレクトリまでコマンド cdで移動します。

次のコマンドを実行します。 

sudo dpkg -i google-chrome-stable_current_amd64.deb

 

エディタはKWriteというものらしいです。

必要に応じて好きなエディタをインストールしましょう。


kdeで人気なのはkateらしいです。

sudo apt install kate

Ubuntuでのデフォルトはgeditです。

sudo apt install gedit


 

ipv6を使っている人はプライバシーを確認したほうが良さそうです。

デフォルトで、一時アドレスが有効化されていません。

 

マイク入力はパフォーマンスに影響するので常時オンにしない方が良いと思います。

端末からコマンドalsamixerでマイク入力を無効にできます。デフォルトのPulse Audio 音量調節 Qt (pavucontrolに似たソフト)でもマイク入力を無効にできます。

 

環境: 

Dell inspiron 3162

Ubuntu Studio 22.04 LTS 


2022/03/05

Manjaroを使ってみた感想

Manjaro (Linux kernel 5.15)
Manjaro (Linux kernel 5.15)


Linux kernel 5.14以降が使われているディストリビューションを使ってみたかったため、Manjaroをインストールしてみました。


Meltdown, Spectreによって、従来のリナックス カーネルはセキュリティ対策のためパフォーマンスが落ちているのですが、このカーネルによってパフォーマンスが改善されるそうです。


インストールしたManjaroのカーネルは5.15でした。

現在、マルチブートでUbuntu 20.04、 Lubuntu 20.04、  Ubuntu Studio 20.04、 Kali Linuxを利用していますが、Linux kernel 5.14であるKali Linux、そしてLinux kernel 5.15であるManjaro  この2つのパフォーマンスが良かったです。


特にインターネットで調べものをするとき、ブラウザの反応速度が格段に違います。

intelのCPUを使っていて、なんだかネット検索がモタモタ遅くてイライラする人は試してみる価値があると思います。

また、シャットダウンや起動の時間なども改善されました。昔のLinuxが帰ってきた気がします。一度、この軽快さを味合うと、もう他には戻れないという感覚が。

ところでUbuntu 22.04 LTSではカーネルが5.15になるらしいですが、待ち遠しいですね。

 

追記: 2022.  8/10

Lubuntu 22.04 LTSの方がLXQtを使っているため軽快に使えるかなと思っていたのですが、もしかしたらManjaroの方がキビキビして軽快かもしれません。ブラウジングしているときManjaroの方がjavascriptの処理が速く、ページが素早く表示されます。イライラしません。特にAmazonのサイトを見ているときにそのように感じました。


=================================

<インストールで難しかったところ>

Ubuntu 20.04 (debian)のGrubを使って、Manjaroを起動できなかったところ。

以下のコマンドを実施した。しかしGrub メニューにManjaroのエントリが追加されるだけで起動できない。

sudo grub-mkdevicemap

sudo update-grub

ネット検索するとDebianのGrubではManjaroを起動できないからManjaroのGrubでブートするようにという意見が多かった。しかし、LinuxのメインはUbuntu 20.04 LTS (Debian系)にしているため、どうしてもこのOSのGrubでブートしたかった。

そこで、Ubuntu(debian系)のGrubを編集し、改めてManjaroのエントリを作り直した。

これでやっと、Ubuntu (debian系)のGrubでManjaroを起動できるよになった。

「初期RAMディスクとカーネルの場所を指定することが起動には重要である。」ということを今回の件で改めて実感した。