2023/03/04

Linuxで高音質で聞く方法

Lubuntuを高音質化してみました。

結果、良いです。

音質。

しかも動作が軽い。 


lowlatencyを導入した 
低遅延なカーネル lowlatency(ver. 5.19)をインストールした状態
 
 
 
Jack
Jackを管理するStudio Controls
 

<導入方法>

[lowlatency]

以下のコマンドを使って、低遅延なlowlatency カーネルをインストールすることができます。

sudo apt install linux-image-lowlatency

 

lowlatencyの中でも比較的新しいバージョンのLinux Kernelを利用したい場合、hweが書かれたパッケージをインストールすると、新しいバージョンのカーネルを使うことができます。新しいのでパフォーマンスやセキュリティが高いです。しかし、不安定で不具合が出ることもあるようです。


sudo apt install linux-image-lowlatency-hwe-22.04



[Jack]

以下のコマンドでJackを導入できます。

sudo apt install studio-controls

パッケージをインストールした後、studio-controlsを起動してstartボタンを押しましょう。

 

 

<背景>

「ノートパソコンのスペックが低いので、Ubuntu Studioだと高音質だけど動画視聴にカクつきがでたり、モタモタしてイライラする。」

「じゃあ、軽いLinuxを高音質化しよう。」という流れです。

以下は導入前に考えたことです。

1.  「既にLubuntuがインストールしてあるけれど、それは別の作業用にしたいからそれにlowlatencyを入れるのは嫌だな。」

2.  「じゃあ別個にインストールしよう。」

3.  「同じディストリビューションを同一のストレージに入れてマルチブートしたら不具合が出そうで怖い。」

4.  「ダメもとでやってみるか。」


<2つLubuntuをインストールした後の所感>

実際にインストールしてみて、1〜2ヶ月使っていますが、今のところ、同一のストレージにLubuntuを2つインストールしたことによる不具合は出ていません。干渉しそうで怖かったのですが、パーティションが違えば同じフレーバーを一つのストレージに何個インストールしようが問題ないようです。

現在、1つのSSDでマルチブートしていますが、lowlatencyのLubuntu 22.04,  genericのLubuntu 22.04どちらも起動できています。


<LowlatencyとJackについて>

最近、 lowalatencyを導入した上でjackを入れると更に音質が良いということで試していますが、確かに音質が良いような気がします。generic + jackも試してみましたが、音質は良くなりました。わざわざlowlatencyを入れなくてもgeneric + jackで良いかもしれません。

注意点として、jackはGUIの管理ソフトStudio Controlsでstartボタンを押さないと起動しません。

jackをインストールしたばかりの時は「パーミッションがない」みたいな警告がでますが、パソコンを再起動すればOKです。

一度、startボタンを押せば、以降はLinuxが起動したときに自動でjackも実行するようになります。

音が出ない場合は、端末からコマンド alsamixerでMaster, Headphone, Speekerあたりの数値を動かせば音が出るようになります。ミュートになってることがあるのでキーボードのmキーを押してミュートを解除します。もしくはpavucontrol (PulseAudio Volume Control)を使って、調整してみましょう。pavucontrolで音を出す場所を確認しましょう。イヤフォンから音を出すのか、スピーカーから音を出したいのか。適切に選択してみましょう。

 

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環境:

Lubuntu 22.04 LTS

Dell inspiron 3162 intel pentium n3710